農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業 先端農業連携創造機構

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連携プロジェクト詳細

30年度採択

美らティムベリー

AIの画像解析技術を活用し、撮影画像から収穫予測と病害虫の検知を行う手法の確立により、生産作業の最適化を図る

農業界代表:株式会社 美らイチゴ
経済界代表:株式会社オプティム

コンソーシアム形成の経緯

 ㈱美らイチゴは、「イチゴを地元に愛される沖縄の産業に」をモットーに、沖縄南部にある2箇所の農園で、イチゴ摘み取り体験やイチゴを使ったパフェ作り等の体験教室を行っています。しかし、イチゴ農家がまだほとんどいない沖縄では、沖縄向けに作られたイチゴ品種がないだけでなく、高温多湿の亜熱帯気候なため、病害虫の発生頻度が多く、イチゴの安定生産、安定供給が難しいといった課題があります。そのような課題を抱えている中、㈱美らイチゴ取締役副社長である遠藤氏は長年、ある想いを抱いてきました。遠藤氏いわく、「これからの農業は、農業機械等のハードな技術を売るのではなく、アップデート可能な農業用ソフトウェアが売れる。テクノロジーの力を用いて、イチゴ栽培の難しい沖縄で安定生産・安定供給できる仕組みを作れば、日本国内だけでなく、世界で戦える農業技術になる。」
 そんな中、2018年5月に行われた西日本最大の農業総合展「農業Week大阪」において、AIを用いた収穫予測や病害虫発見技術を持つ㈱オプティムとの出会いがありました。㈱オプティムは、AI・IoT・ビッグデータを活用して「楽しく、かっこよく、稼げる農業」を実現することを目的にしており、前述の遠藤氏の考えに深く共感しました。その後、二社の想いを実現するため、当事業へ応募することとなりました。

プロジェクトにかける想い
 今回実証するAIによる収穫予測及び早期病害虫発見技術は、日本国内におけるイチゴ栽培の生産性を向上させるだけでなく、世界で戦える技術になると考えています。
楽しく、かっこよく、稼げる、週休2日制農業を実現します!


技術

 従来のイチゴ栽培において、イチゴの収穫予測や病害虫検知は、一定以上のスキルと経験を持った作業員による目視で行われており、結果が属人的となっています。また生産管理においても、作業記録をとることに多くの時間を要しており、省力が望まれています。
そこで本実証では、下記3点の技術実証を実施し、AI技術を活用した高機能かつ汎用性の高い生産作業支援システムを実現します。
① イチゴ花托の収量予測
 イチゴの個体検知及び熟度判定をするAIモデルを開発し、定期的に撮影するイチゴの画像から、収量予測が出来るシステムを構築します。
② 病害虫早期発見
収穫作業時等に定期的にイチゴを撮影し、病害虫発生の初期症状を検知するAIモデルを開発し、作業員に異常発生の可能性のある箇所を知らせるシステムを構築します。
③ 植物体の生育管理
日々の作業計画から実施作業までを圃場・レーンごとに一元管理できる作業管理アプリを開発します。このアプリは農作業中でも作業記録が行えるように、ウェアラブル端末を活用した音声記録機能を備えており、作業負担を軽減することができます。さらに、上記①、②の情報をアプリに連動させることで、更なるイチゴの生産性向上を目指します。

[更新]

将来展望

 平成30年度においては、収量予測技術に必要なAIによるイチゴの個体検出について高い精度が得られており、更なる予測精度向上のための実証を行います。
また、病害虫検知技術に関しては、引き続き検出システムの改善や、検知箇所の表示などの運用方法について検討を行う予定です。
 平成31年度以降は、これらの収量予測システム、病害虫システムを組み合わせた、イチゴ栽培の生産性向上を目標としています。

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