農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業 先端農業連携創造機構

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連携プロジェクト詳細

28年度採択

異常気象対応型コンソーシアム

建設業界で使用される鉄パイプを活用して、 鉄骨ハウス並の強度を有する超強化型パイ プハウスを開発し、建設コストを低減。 また、ウェアラブル端末を活用し、熟練技 術の見える化を行い、人材育成の効率化を 図る。

農業界代表:㈱花いちご
経済界代表:阪和興業㈱

コンソーシアム形成の経緯

 千葉県南房総市の㈱花いちごでは、近年の異常気象に伴う雪害や台風などが農業経営への大きな脅威となっており、既存の細いパイプハウスでの営農に不安を感じていました。そこで異常気象の脅威に耐えうる性能を持ちながら導入コストを抑えることのできる新しいパイプハウスができないか、従来から取引のあるカネコ種苗㈱に相談したところ、阪和興業㈱の紹介を受け、新型のパイプハウスの開発を検討するようになりました。ちょうどそのような時、カネコ種苗㈱から先端モデル事業の話を聞き、新型のパイプハウスの開発のみでなく、異常気象に対応する栽培環境・環境整備。栽培手法を実現するモデルとして、コンソーシアムを組成し、当事業へ応募することとなりました。

プロジェクトにかける想い
 農業界においては高齢化が進み、耕作放棄されたパイプハウスも多くみられるようになってしまいました。今回実証している技術が実用化されれば、高齢者の負担が軽減され、農業を今より長く続けられるとともに、収益性が確保されれば新規就農者にとっても魅力的な営農形態になると考えています。


技術

 風速50m、積雪50kg/㎡、高・低温に対応する軒高3.5mの超強化型パイプを低コストで実現します。使われているパイプは道路標識などに使用されている60.5 Øのパイプで、汎用品のためコストを低く抑えることができます。さらにウェアラブルアイトラッキングシステムを利用してパイプハウスの映像施工マニュアルを作成することで、施工技術を持たない農業者団体でも強構造なパイプハウスの施工を可能とします。また、ハウスに光反射率を高めた白色生産資材を組み合わせ、ウェアブルアイトラッキングシステムを農作業における熟練技術の継承のためのマニュアル作成にも利用することで、収益性の向上とコストの削減を図ります。

[更新]

将来展望

 2017年3月現在、建設した強化型パイプハウスにおいてトマト栽培を継続中であり、ウェアラブルアイトラッキングシステムを利用した映像施工マニュアルおよび映像栽培マニュアルを作成しました。実証地である㈱花いちごは観光地でもある千葉県南房総市に位置するため、当ハウスでは観光客向けに付加価値の高い高糖度トマトの栽培を行っています。このように、それぞれの農業者の環境や事情に応じた栽培形態を選択できることもこの技術の利点です。今後はより収益性を高める栽培手法の実証を継続するとともに、映像マニュアルのさらなる充実を図っていきます。

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