農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業 先端農業連携創造機構

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連携プロジェクト詳細

28年度採択

サーマルリサイクルプロジェクト協議会

大型鶏舎のみに導入されている鶏舎廃熱を利用した鶏糞処理設備について、中小規模の鶏舎にも対応できるプレートドライヤーを開発・導入することで、鶏糞処理コストを含めた経営費を削減。

農業界代表:JAうすきたまごファーム㈱
経済界代表:㈱ハイテム

コンソーシアム形成の経緯

 養鶏業において、鶏糞の処理は大きな課題となっており、大分県のJAうすきたまごファームでも鶏糞処理コストを削減する技術を模索していました。2014年にJAうすきたまごファームが福岡農場の建て替えをした際、鶏舎設備メーカーの㈱ハイテムに鶏糞処理技術について相談した際、鶏舎廃熱利用型の鶏糞乾燥装置(ハイテムセコノブ)を知ることになります。しかし、ハイテムセコノブは、鶏舎と同等のスペースが必要になるうえ、既存の鶏舎に後付けすることが難しい仕様となっていました。
 そこで、設置面積を小さくし、既存鶏舎にも後付けが可能な鶏舎廃熱利用型の鶏糞乾燥装置を開発・実証するため、両社はコンソーシアムを組成し、当事業へ応募することとなりました。

プロジェクトにかける想い
 今回実証するプレートドライヤーの既設鶏舎への後付けが実用化できれば、全国5~10万羽規模の飼養農場を中心に、鶏糞処理にかかる人件費や光熱水費の大幅な削減が可能になると考えています。


技術

鶏は自身が多くの熱量を持っており、飼養羽数10万羽の鶏舎廃熱(鶏の顕熱)は約3,000万Kcal/日に及び、1日分の鶏糞乾燥に必要な熱量約378万Kcalを大きく上回ります。国内の通常の鶏舎ではこの顕熱を未利用のまま排気・大気中に拡散していますが、この鶏の顕熱を利用して鶏糞処理(水分乾燥)を行うのが、今回開発する鶏舎廃熱利用型の鶏糞乾燥装置(プレートドライヤー)です。プレートドライヤーは乾燥路を既存製品のハイテムセコノブの1段式から多段式とすることで、設置スペースが約1/3となり、また既存鶏舎にも後付けが可能です。
 しかし、既設鶏舎にハイテムセコノブを中途設置した例は無く、ハイテムセコノブを設置する場合は鶏舎新設時に、その環境制御に鶏舎廃熱利用が当初から想定されており、鶏舎環境維持と鶏糞乾燥のための廃熱利用が両立しています。そこで、今回実証するプレートドライヤーは既設鶏舎への後付けもテーマとしているため、新たにプレートドライヤーを追加する既存鶏舎の環境をファームコンピューターでデータリンク・モニタリングさせ、既設鶏舎の空調制御とプレートドライヤーの鶏糞乾燥制御を両立させる設備を創出します。

[更新]

将来展望

平成29年1月に設備の設置が完了し、3月から本稼働を行っています。今後は乾燥鶏糞を活用した鶏糞堆肥の製造試験及び成分分析を実施し、加工家禽糞としての原料登録を行い、肥料原料としての販路開拓を行うと共に、堆肥処理作業の効率化を図り、処理コストの削減を実証していきます。

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