農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業 先端農業連携創造機構

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連携プロジェクト詳細

27年度採択

ミクロ粉砕技術を活用した農業経営コンソーシアム

従来より優れたミクロ粉砕技術を用いて、米をはじめ複数の農産物をパウダー化して、加工品の開発、副産物の活用により土地利用型農業の高付加価値化を実証

農業界代表:(株)きずな農場
経済界代表:ミクロパウテック(株)

コンソーシアム形成の経緯

 きずな農場は、東日本大震災とそれに伴う福島第一原発被災農家の自立復興を目指して、平成26年12月11日に設立されました。震災前のきずな農場の構成員は、福島県内有数の大型施設園芸農家であり、震災後、風評被害等の影響で大型の施設園芸を福島で再興することが困難であったため、関係者からの厚い支援により茨城県利根町にて22haの首都圏最大の農地を取得し、復興に向けて歩み出しました。
 
 しかし、大型農地で栽培をするだけでは、高収益型の農業生産法人にはなかなかなれず、6次産業化を図るべく、様々な加工技術を求めるとともに、栽培した農産物の一切を販売できる仕組みづくりを目指し検証していました。そんな中、ほとんどの農産物を余すことなく、低コストにてパウダー化することで、農産物の付加価値向上に向けてのテーマである、輸送ロス、劣化ロスをなくす技術を持つ、ミクロパウテック社の粉砕機に出会いました。一方のミクロパウテック社においても、この粉砕機の発明者が農家出身であることもあり、何とか農家の所得向上に貢献する技術として世に出したい、との強い思いを持っていました。
 そこで、パウダー技術を生かした農家の所得向上を目指すという思いが、両者共通のものとなり、本コンソーシアムを形成することとなりました。

プロジェクトにかける想い
 農家にとって、自らが育てたものが全量何らかの形で消費者に届くことは理想です。
 ミクロパウテックの技術は、それを可能にするばかりか、今まで栽培残渣とされていた葉や茎、根までもを可食化することが可能になります。また、生産圃場は、一度収穫するとしばらくは生産できません。圃場近くに加工所を持つことは圃場の農産物をすぐに加工できるという点では効率的かもしれませんが、年に数作しか収穫できない野菜圃場は、加工所を持たずに機械が出向き、そこで加工処理する方が農家にとっては設備投資を抑え、より効率的ではないかと考えており、この点も検討しています。
 これらにより、日本の農業生産に携わる皆さんに貢献できる、プロジェクトとして育成したいと考えています。


技術

◆特徴1:熱や摩擦による成分減衰がほとんどない
 農産物は、加工途中の熱や摩擦により本来有している成分を失ってしまうのが一般的です。ミクロパウテック社の有する特殊な気流粉砕技術では、農産物本来が有する成分を減らすことなくパウダー加工することが可能となります。金時草の成分分析結果では、従来の粉砕機を用いて粉砕した場合に比べ、各成分で約5~250倍もの含有量が実証されています。

◆特徴2:有効成分を残して軽量化
 ミクロ粉砕機では、気流粉砕技術による、原料に含まれる水分を飛ばし、原料を数十ミクロンの大きさまで粉砕することにより、栄養成分はそのままで原料の体積を大幅にカットすることができます。例えば、1個1kgのかぼちゃは、ミクロ粉砕機にかけると、200gのパウダーまで質量を減らすことができ、約80%カットの軽量化となります。

◆特徴3:価格競争力のあるパウダー製品
 当該ミクロパウダー粉砕技術は特許を取得しており、同等性能で粉砕できる技術は他にはありません。この技術を使うことで、他の加工方法に比べ栄養成分に優れ、軽量なパウダー形状になるため、製品の高付加価値化や輸送コストの削減による価格競争力の強化が見込めます。



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将来展望

 農業の6次産業化の拠点として、米の付加価値を増す米粉製造による生産拡大、機能性食物の加工・販売を主軸として展開します。これにより、規模の大きな農業事業ビジネスを行うことで、アグリーマン(雇用型農業従事者)による周年雇用を実現し、国内外において競争力のある食品を販売していく予定です。
 また、農業ITネットワークを活用し、ユビキタス社会を実現することで、暮らしやすく快適な街づくりに寄与し、農業を中心とした、心と体が健康で、人との「きずな」を感じることができる安らぎのある新しい街づくりに貢献したいと考えています。

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