農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業 先端農業連携創造機構

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連携プロジェクト詳細

27年度採択

新福グリットファームラボコンソーシアム

「先端メタボローム解析手法」や「微生物多様性活性値評価」を用いた土壌・作物栄養・機能性の統合診断分析システムの構築

農業界代表:(農)新福青果
経済界代表:(株)エコプロ・リサーチ

コンソーシアム形成の経緯

 農業界の喫緊の課題として耕作放棄地の適正化を含め、成長産業として太くて強い農業への転換が求められています。強い農業への一つの足掛かりとして農産物にも機能性表示が可能になり、単なる強味の再発見に留まらず商品として各種情報が付加された機能性農産物の提供が重要になっています。
 このような農業界の課題に対してエコプロ・リサーチから、生産現場の土つくりから収穫までに関与する各種成分情報を取得、統合解析することで農地ならびに収穫農産物に機能性情報を付加することができることを提案しました。農地そのものと収穫される農産物に機能性情報を付加することができれば、その農地ならではの地域性や品種ブランド化が可能になります。この提案に土耕有機栽培で実績を持つ新福青果から賛同が得られ、本事業の実証に向けたコンソーシアム形成に至りました。
 コンソーシアム名には、両社の強い思いが込められています。特に、「グリット」は不屈の精神や意志の力と訳されることが多く、その力は第三の成功因子として注目されています。コンソ―シアム立上げにあたり、その訳のとおり不屈の精神でプロジェクトを進めることを確認して発足させました。

プロジェクトにかける想い
 日本再興戦略に示されたとおり、国内食市場の拡大や世界の食市場を取り込むことで農林水産業の成長産業化が政策として進められています。
 日本農業の強みを土つくりから収穫、6次産業化までを見据えた本コンソーシアムの総合診断分析システムは、科学的エビデンスのもと生産者、食品加工業者、販売者や消費者のニーズに広く対応する事が可能です。生産者には地域環境や特性を活かした地域品種ブランド化、食品加工の場面では、農産物素材の栄養機能表示成分の特徴づけなど、日本農業の強み再発見に貢献したいと思います。


技術

 従来からの農業生産現場で行われている土壌・栄養診断は、養分の過剰や不足による障害判定や施肥管理が主体となっていました。商品としての農産物を安定的に生産し、産地や品種特性を活かした農産物の栄養成分やユニークな機能性成分に焦点を当てることで、同一品種内での産地ブランド化が可能となります。
 私たちは、農地の機能性情報を得るために、土壌養分分析とともにメタボローム解析による成分の網羅的分析ならびに土壌微生物多様性活性値評価と微生物群集構造解析(メタゲノム解析)を進めています。取得した全情報から、ネットワーク相関性を解析することで生産性に関与するマーカーや栽培産地のユニークな特性の「見える化」を目指しています。
 また、農地の産地特性と栽培作物の栄養機能性成分(一次代謝成分、二次代謝成分を含む)との関係性をメタボローム解析やネットワーク相関性から実証を進めています。生育過程の農産物をメタボローム解析することで機能性成分情報の「見える化」にも取り組んでいます。

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将来展望

 農産物を機能性素材として位置づけ、メタボローム解析や土壌微生物多様性活性値評価などの先端解析技術から、生産ならびに農産物の生育に関与するマーカーを明確にしていきたいと考えています。マーカーを一般化することで診断適用範囲を広げ、生産現場の活性化や地域農産物のブランド化、そして機能性農産物の新しい市場価値であるアグロメディカルフーズの生産にも貢献できるものと期待しています。

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