農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業 先端農業連携創造機構

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連携プロジェクト詳細

26年度採択

地域発「ものづくり力」を活かしたポットマム(鉢花)生産工程における機械化・ICT化・省力化による生産性向上のためのコンソーシアム

農業生産におけるオートメーションの推進による効率的な花卉農業経営モデルを構築し、浜松地域の製造業の「ものづくり力」を活かし、農業生産におけるオートメーションを推進し、効率的な花卉農業経営モデルの構築を目指してまいります。

農業界代表:(株)麗園芸
経済界代表:(株)親和製作所

コンソーシアム形成の経緯

農業法人である㈱麗園芸は、鉢植えにおける現場作業は重労働であり、これを軽減することが花卉を扱う園芸農家にとっての課題であると考えていました。
このような中、浜松商工会議所が主催する「農商工連携研究会」の発案事業に㈱麗園芸が応募し、平成25年12月5日に、浜松商工会議所主催の㈱麗園芸「ポットマム(鉢植えした菊)」機械化検討会議を開催しました。
この検討会議の中で麗園芸は、現場の重労働軽減を図るために、ポット(鉢)に入れる土の配合、ポット(鉢)に土を入れる作業、ポット(鉢)に苗5本を挿す工程、毎朝の水遣り等の機械化のニーズを解決することができる技術に関しての参加を募ったところ、㈱親和製作所、アツミ特機㈱、一般社団法人システムコラボ・マネジメントが手を挙げ、鉢植えに関する重労働を軽減するためのプロジェクトが始動しました。

このような取り組みと期を一にして、平成26年度より先端モデル農業確立実証事業の公募が始まり、㈱麗園芸はこれらの企業等とコンソーシアムを組成し当事業に参画しました。

プロジェクトにかける想い
 土の自動充填機械等の技術は、花卉の鉢生産だけでなく、鉢生産に係る農産物全般に活かせるものと確信しており、本事業を通じて、辛い労働現場を少しでも改善することが、若者の農業への参加を促進し、日本の農業を強くすることであると考えています。


技術

 親和製作所は、産業用機器・半導体検査周辺機器関連の開発設計・製造を得意としており、重労働であるポット(鉢)への土入れ作業の作業軽減のために、ポット(鉢)への土充填機・ポット(鉢)送り装置・ポット(鉢)送り機構・ポットストッカーを開発します。
 システムコラボ・マネジメントは、システムの開発を得意としており、工程管理、在庫管理、売上管理などの業務分野ごとに豊富な標準プログラムを蓄積しているため、農業用にカスタマイズした販売管理システムと生育管理システムを開発します。
 アツミ特機は、FAシステムやセキュリティシステムなどの企画・設計・開発を得意としており、自動灌水機や環境測定装置の開発準備を行います。

[更新]

将来展望

 本事業での取組以外による機械化としては、毎日の作業である鉢への水やりが、かなりの作業時間を要するため、将来的には、病害虫防止にもなる水を自動散布し、作業の効率化が図れる仕組みも作りたいと考えています。
 また、浜松地域は多数のものづくり企業が集積し、農産物生産は全国市町村第4位ということから、本事業を通じて、農業界と経済界が交流し、経済界のノウハウが農業界の課題を解決する流れが作れればと考えています。

事業二年度目

事業2年度目の状況

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 H26年度、H27年度と重労働であるポット(鉢)への土入れ作業の作業軽減のため、国内産のポットへの土充填機・送り装置・ポットストッカーを開発してきました。
開発当初は自働土充填機の土を吸い込むスクリュー管のつまりや、ポットを掴む機構が不安定であるなどの問題がありましたが、実証期間を通じて改良を重ね、現場で使用できるレベルの設備となりました。
農業生産におけるオートメーションの推進による効率的な花卉農業経営モデルの構築の一つとして、農業生産におけるICT化がありますが、平成27年度は販売管理システムを導入し、注文書等の内容を入力すれば、データの連携により帳票類の作成、出荷状況・販売量・販売価格等を確認できるようになりました。また、生産管理システムでは、棟毎の在庫の入力や、温度・湿度・照度・紫外線センサーのデータを取得すること等により、生産履歴を管理することができるようになっています。

 今後に向けて、鉢に充填する土は、日によって湿度が異なるため、自働土充填機によって常に一定量の土が充填されるようにするには、あらかじめ土の水分量を手作業で調整する作業が必要になりますが、この水分量調整に関しても自動化ができないか検討しています。
農業生産におけるICT化として開発・実証している販売管理システムと生育管理システムについては、各農業者に合わせたオーダーメイド形式で普及させることを検討しています。

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